今回は多摩動物公園のよくばりプランを考えてみました。
京王線でいちばん「子連れコスパ」がいい駅かもしれない
京王線の駅の中で、子連れのお出かけ先として頭ひとつ抜けているのが多摩動物公園駅です。
理由はシンプルで、駅を出た半径200メートルほどの範囲に、
- 多摩動物公園(広大な丘陵地の動物園)
- 京王れーるランド(京王電鉄直営の鉄道ミュージアム)
- 京王あそびの森 HUGHUG〈ハグハグ〉(大型の屋内あそび場)
という、性格のまったく違う3施設が固まっているから。京王電鉄はこのエリアをまとめて「キッズパークたまどう」と呼んでいて、要するに駅前一帯がまるごと子どもの遊び場という構造になっています。
高幡不動駅で動物園線に乗り換えて1駅。その1駅すら、動物のイラストが描かれた車両に当たることがあって、子どもは乗った瞬間からテンションが上がります。
この記事では、未就学児〜小学校低学年を連れて、9時半から夕方まで無理なく回る1日プランを組みました。
まず最初に:水曜日だけは避けてください
プランより先に、これだけは押さえてほしい注意点があります。
3施設とも、原則として水曜日が休みです。
| 施設 | 休み |
|---|---|
| 多摩動物公園 | 毎週水曜(祝日の場合は翌日) |
| 京王れーるランド | 水曜(祝日の場合は翌木曜)、1月1日 |
| 京王あそびの森HUGHUG | 水曜(祝日の場合は翌木曜)、1月1日 |
きれいに揃っているので、水曜に行くと駅前が丸ごと静まり返っています。平日にお出かけするなら火曜か木曜、あるいは金曜がおすすめ。なお春・夏・冬休み期間はれーるランド・HUGHUGとも開館する場合があるので、長期休みに行くなら公式サイトのカレンダーを見てから動きましょう。
1日のタイムテーブル(目安)
| 時間 | 場所 | やること |
|---|---|---|
| 9:30 | 多摩動物公園 | 開園と同時に入園。涼しいうちに坂を上る |
| 12:00 | 園内 or 駅前 | ランチ休憩 |
| 13:00 | 京王れーるランド | 電車の運転体験・展示車両 |
| 14:30 | HUGHUG | 屋内あそび場で体力を使い切る |
| 17:00 | 多摩動物公園駅 | 撤収 |
体力に自信がない場合は、動物園を午前だけで切り上げるのがコツ。3施設すべてを120%楽しもうとすると、大人が先に倒れます。
9:30|多摩動物公園:朝いちで坂を制する
多摩動物公園は9時30分開園、17時閉園(入園は16時まで)。入園料は一般600円、65歳以上300円、中学生200円で、小学生以下は無料。都内在住・在学の中学生も無料なので、小学生の子ども連れなら実質「大人の分だけ」で入れます。
ここの最大の特徴は、多摩丘陵の地形をそのまま使った広さと、それゆえのアップダウン。ベビーカーや小さい子連れだと、正直かなり効きます。だからこそ朝いちばん、体力と気温に余裕があるうちに上りきるのが鉄則です。
園内には無料のシャトルバスが走っているので、往路は歩き、復路はバス、といった使い分けをすると大人の消耗を抑えられます。
見どころを子ども目線で絞るなら、
- オランウータンのスカイウォーク:頭上のロープを渡っていく姿は本物の迫力
- 昆虫生態園:温室の中を蝶が飛び交う。虫好きの子は動かなくなります
- コアラ館:日本で最初にコアラを飼育した園としても知られています
- アジア園のレッサーパンダ・ゾウ
子どもの集中力を考えると、2〜2時間半で主要エリアを絞って回るくらいがちょうどいいバランスです。
なお園に専用駐車場はありません。近隣の有料駐車場は休日すぐ埋まるので、素直に京王線で行くのが正解です。
【混雑回避】事前にWebチケットを買っておく
多摩動物公園のチケットはアソビューでお得に購入できます
12:00|ランチはどうする?
選択肢は3つ。
- 園内のレストラン・売店を使う……移動ゼロ。ただし休日は混みます
- お弁当を持ち込む……園内のベンチや芝生で食べられて、いちばん安上がり
- 駅前に戻ってHUGHUGのカフェ……館内の「ハグハグカフェ」は平日10:00〜17:30、土日祝10:00〜18:30の営業
小さい子連れなら、お弁当+園内のベンチが結局いちばんストレスが少ない、というのが多くの家庭の結論のようです。
13:00|京王れーるランド:400円とは思えない満足度

駅を出てすぐの京王れーるランドは、9:30〜17:30(最終入館17:00)、入館料400円(1歳以上、1歳未満無料)。
- 運転体験シミュレーター:本物の運転台で京王線を運転
- 車両展示場:屋外に実車がずらり。中に入って座れます
- プラレールコーナー:時間制で自由に遊べる
- アスレチックコーナー:体を動かしたい子向け
- 制服フォトスポット:駅員さんになりきって記念撮影
- ミニ電車:小さい子にはこれが大人気
一部に別料金のコンテンツがありますが、入館料だけでも十分もとが取れます。滞在の目安は1時間〜1時間半。電車好きの子なら、ここだけで1日いられます。
年間パスポート(1歳以上4,400円)もあるので、沿線在住で「また来そう」な家庭は検討の価値あり。
14:30|HUGHUG:雨でも猛暑でも関係ない切り札
締めは京王あそびの森 HUGHUG〈ハグハグ〉。国内最大級クラスの屋内あそび場で、木のぬくもりを生かした遊具が中心です。
目玉は高さ約12メートルのネット遊具「はぐはぐのき」。館内をぐるりと走るミニSL、木育エリア「もりのあそびば」、屋外アスレチック「HUGTRATOPS(ハグトラトプス)」まであり、体力の残りに応じて遊び方を選べます。
営業は9:30〜17:30(最終入館17:00)。料金は大人も子どもも同額という設計で、1日遊べるフリーパスが平日1,400円・土休日1,900円、15時からの「夕方パス」は大人も子どもも1,000円(※2026年8月時点の情報。最新の料金は公式サイトでご確認ください)。1歳未満は無料です。
このコースのように動物園とれーるランドを回ってから15時に入るなら、夕方パスがぴったりはまります。
ちなみにれーるランドとの共通券もあり、平日1,600円・土休日2,100円。「動物園は短めにして、屋内2施設をがっつり」という日は、こちらのほうが割安になります。
※ネット遊具はスカート・裸足では利用できません。靴下は必須(5本指ソックス不可)。忘れると現地で買うことになります。
【混雑回避】事前にWebチケットを買っておく
ハグハグはアソビューでお得に購入できます
予算シミュレーション(大人1+小学生1、土休日)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 多摩動物公園 | 600円(小学生無料) |
| れーるランド+HUGHUG共通券 ×2名 | 4,200円 |
| 合計 | 約4,800円+交通費・食費 |
夕方パス(1,000円×2)+れーるランド(400円×2)に分けて買えば約3,400円。どの時間に何をするかで1,000円以上変わるので、行く前に組み合わせを決めておくと無駄がありません。
持ち物チェックリスト
- 靴下(HUGHUGのネット遊具で必須)
- 歩きやすい靴(動物園の坂は本気です)
- 飲み物・帽子(夏場は必携)
- お弁当・レジャーシート
- 着替え(HUGHUGでたっぷり汗をかきます)
まとめ:1駅に3施設、詰め込みすぎない勇気を
多摩動物公園駅は、自然・乗り物・屋内遊びという子どもの好物が徒歩圏内に全部そろう、京王線でも屈指の子連れスポットです。
初めて行くなら、まずは動物園+れーるランドの2施設にとどめて、HUGHUGは次回に取っておくのもあり。天気が崩れた日にHUGHUGだけを目当てに行く、という使い方もできるので、1回で回りきらないほうがむしろお得かもしれません。
※記載の料金・営業時間は執筆時点のものです。お出かけ前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

